社会人ブロガーりゅうです(`・ω・´)シャキーン
季節は3月も終わりとなりました。
暖かくなってきて、気持ちも陽気に、心も踊ってきそうですねw
僕はとある企業で食品バイヤーの仕事をしています。
未経験から食品バイヤーの仕事をして約1年半、少しだけ仕入れのコツを掴んだかも知れないお話
先日メーカーさんと共に開発した商品が、1週間に400万円の売上実績を出しました。(70~80万が通常規模)
今回は狙った層に対しての成果が出たので、嬉しくて記事にしてみました。
商品仕入れのご参考になればと思います。
ただ当たり前のことを、当たり前のように書いているだけなので、そこはお読み取り頂ければとw
僕の行う食品バイヤー(仕入れ)の仕事内容
僕はとある企業で、加工食品の買い付けや開発を行っています。
また、商品設計の組み立てや商品の手配、メーカーとお客様の手に届くまでの取り持ちとその後の対応等も行っています。
顧客さんは対象の幅が広く、世代問わず50万人が対象です。年間売上規模は10数億円と言ったところ。
バイヤーの仕入れのコツを掴むとはどういうこと?僕が商品(食品)を仕入れる際に気を付けた事

今回のメインの話になります。
一応食品について述べていますが、アパレルや雑貨等についての仕入れにも言える事かと思いますので、参考までに見ていただけたら幸いです。
バイヤーしてて、いざ商品を仕入れようと思ったらまずは何をされますか?
闇雲に商品を仕入れるなんて方は、おそらくいないと思いますがw
これが必要かもなーて考えを思い描くとこからスタートしますよね。
もしくは、売れない商品の切り替えの改廃。
まずは自身の受け持つ商品特性の把握と過去実績の確認
僕の所は売れない商品を入れ変える、もしくは売れる商品に作り変える所からスタートします。
売れない商品は置いといても在庫をかかえ、身動きができなくなってしまいますから。
ただ、売れない物を処理するだけでなく、なぜ売れないのか、仮説立てを行う事が大切です。
POSデータ確認やお客さんの声を聴き、どの年代層が買っているのか。ディスプレイはしっかりと行えていたのか等を分析。
競合やお店に足を運び「なぜ?」が尽きるまで要因をあぶりだしましょう。
今の時代はネット販売も盛んです。調べられる事は多いですよw
ポジショニングに頼った仕入れになっていないか?
商品を仕入れる手法に、よくポジショニングマップが活用されます。
僕も最初は上に必要だと言われ、活用をしていました。もちろんこの手法も重要です。

これがポジショニングマップw(めちゃ簡素化していますがw)
A、B、Cのポジションの商品は既にあって、赤色部(D、E)の価格、品質の良い商品が欲しい・・・みたいなw
ただ、僕の場合はこれに頼っただけでは、爆発的な実績の伸びは無かったです。
(設計センスが無いだけだと言われれば、それまでかもしれないですがw)
なぜなら、それはただ不足している商品群の物を仕入れた(作った)だけに過ぎなかったからです。
重要なのは、顧客さん視点での商品探しを・・・(本当に何を欲しているのかを想像することが大切)
そのポジションの商品が欠落しているから補う・・・だけでは、こっち主体の思想になってしまっていて、顧客が欲していなかった場合、やはりいらないわけです。
逆にポジションの位置が同じでも、その時顧客の購買環境や思いの違いで、売れるものは同様に売れます。
そこに既存商品とは違う一手間を加える…
これはどのサービスにおいても同様なのかなと考えます。
重要なのは、やはり顧客がどういう商品を欲しているのかを仮説立てることになります。
(仮説に正解なんてないので、過去実績の売れ筋と照らし合わせたり、世の中の動向を探りながら行っていくことが必要です。)
年代、性別、金額、品質、用途等、様々な要因をもとに仕入れを行っていきますが、もっと深層心理までを考慮した商品展開を考えられるといいですw
食品であれば、どういった気持ちの時にそれを食べたくなるか?その時々の購買心理が重要です。ここまで考えたい。
お店で実際にどういう方が手に取っているのか。どんなこと考えているのかなーて思いを巡らせるまでいけたらいいですね。
不審者がられて捕まらないようにw
1つ仕入れの例を出してみる(一丁前にすいませんw)
例えば、子供が成人した50~60代の夫婦世帯。子供が独立して金銭的には少し余裕があって、仕事から帰ってきた旦那の夕食に美味しい物を食べさせてあげたい奥様。
でも料理はできないから、簡単にレンジで温めて食べられる物。レンジは使うけど、一般的な商品よりも素材にまでこだわって・・・
パッケージはその世代が手に取ってくれそうな、昔懐かしのフレーズを取り入れて、暖色系の配色をイメージ。
商品の打ち出しもここに配置すれば、お客様の目にもとまりやすく、初回にこれくらいの売り上げを見込んでいけるかも。
おおよその生産数はこれくらい必要で、その工程を満たす工場はこの工場が該当。最善の見積もりはどこが出してくれるか問い合わせ・・・
みたいな感じで、今回は例でシニア層夫婦世帯で、旦那に喜んで欲しい奥様!と仮説を立て、そこに実績を照らし合わせていきました。
プラスで、自身が考えるこの商品ならではの特徴を加えて、投げかけていきます。
売ってみてダメだったらどんどん改廃です。フットワーク軽く行っていくのが重要です。
万人受けの商品を今の時代に仕入れる(開発するのは)難しい
バイヤーをやられておそらく最初は、万人受けし誰もが手に取ってくれる商品を仕入れるんだと意気込みます。僕も意気込みました。そして失敗を重ねてきました。
現在は物が溢れている時代です。ただ、なんとなく取り入れた商品が流行るのは、稀なのかと感じます。(よほどの影響力のある方であれば別ですが・・・)
やはり流行るのは、企業努力や、研鑽を重ねてきた良い商品が残っていますね。
バイヤーはつらい仕事、でもその分やりがいを感じることはできます!
仕入れについて述べてきました。
僕は会社はそうなのですが、商品の入れ替えは年間数十、数百と入れ替えます。仕入れや開発だけに携われたらいいのですが、そこに加えてメーカーや顧客の対応、出張等が組み合わさると、時間が足りなくなります。
人手不足で裁量が増えてくると、その量も半端ないです。
ただ、バイヤーは誰もがなれるわけではなく、選ばれた者だけがなれるw
裁量は多いが、物流のノウハウや営業のスキルは他に行っても通用する。
自然とその分野の知識に強くなるというのは、日常生活においても役立ちます。
何より自身の開発した商品が世に出て、それが実績となって現れるのは、見てて清々しいものがありますよ。
まとめ(仕入れに必要な考えをもう一度まとめました。)

今回はバイヤー(仕入れ)の仕事をしてきて、重要になるかもしれない考えをまとめてみました。
一番言いたかったのは、自社の顧客がどのような状況でそれを利用するのか、その時の気持ちまでを一緒に考える事が出来たら良い。
その上で過去実績と照らし合わせて仮説立てて行けたら売れる商品ができるかもしれないという事でした。
めっちゃ一般論wそんなん当たり前に取り入れてるんじゃ!という方はすいませんw
僕みたく、経験の浅い方の参考になればと思っています。
それではお互いに今後も頑張っていきましょう。
ではでは(@^^)/~~~✨
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